馬場カニオVS安保カニオ
タイトルロール!パリアッチ(道化師)のカニオの見所をご紹介します!
本日は、9月1日の馬場カニオと9月2日の安保カニオのおすすめポイントをご紹介いたします!
馬場 崇(カニオ役)
馬場さんのカニオは何といっても、その身のこなしの軽さ!
道化師になりきる姿を見てほしい。
とくに
一幕の有名なアリア「衣装を着けろ」に、是非、注目して聴いてほしい。
このアリアの中でカニオは自身に
「tu sei pagliaccio」(お前は道化師だ)
と歌う。
このセリフこそ
馬場さんのカニオの魅力が全開に発揮されているように思う。
安保 克則(カニオ役)
一方、安保さんのカニオは、妻ネッダを愛し過ぎてヒステリックになってしまう、哀れな男の姿がリアルに描かれている。
二幕のアリア「俺は道化師じゃない」を聴いてほしい。
こちらも妻に浮気された哀れな道化師の歌だが、
一幕のアリアとは真逆のセリフによって始まる。
「No! Pagliaccio non son」(違う!俺は道化師じゃない)
この心情の変化、重い苦しみが見事に歌われるシーンは
何度見ても圧倒される。
(写真撮影:山中 志月)